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無料BL漫画 ふじょきん

  • お題恋人が風邪を引きました。どうする?

    (12)

    出題者 貴腐人

回答ぼふんと布団に潜り込み、遥は何度か咳をして顔だけを覗かせる。ベッドの横にしゃがんだ俺は茶髪を撫でてやった。遥は唇をきゅっと引き結ぶ。

「病気の時は不安だもんな」

大丈夫だと頷いて、額にそっと唇を落とした。遥はぐいぐいと力の入らない手で俺の胸を押しやる。

「はいはい、少し寝てろって。な」

すると不意に、遥が抵抗の手を緩めた。何故だろうと首を捻ったものの、ドラッグストアで買ってきたスポーツドリンクを出そうと俺はドア近くの荷物に駆け寄ろうとする。ぐい、とシャツが何かに引っかかった。

「どこ、行く気だ」

「へ? いや、買ってきたものを取ろうとしただけだぞ」

ほら、と袋を指差せば、遥は唇を噛んでシャツを離す。もしやこれは、俺が部屋を出て行くと思って引き止めたのだろうか。期待がむくむくと頭をもたげた。
袋をがさがさとあさり、ペットボトルを開けて、ついでに買ったストローを差してベッドに戻る。遥はちらりとアクエリアスを見やり、ちょっと頭を起こしてストローをすすった。

ああ、実によからぬことを妄想してしまう。ストローをくわえた小さな唇に、もっと大きい別の何かをつっこみたくなった。だかそんなことをやらかした暁には、まず一ヶ月は口を利いてもらえないだろう。

「お粥食べれそうか?」

「……卵」

ただの粥には興味がないと言わんばかりに遥は口を尖らせる。何だよお前はハルヒか。

「わかった」

よいしょと腰を上げると、遥の視線が俺を追ってくる。何なんだ、行って欲しくないって言うのか。いやいやあの遥に限って、たかが粥を持ってくる短い時間を寂しいだなんて思うはずがない。

「……やっぱりいい」

「ん?」

「………けほっ」

いやいやいや。騙されるわけないだろう、今の咳は明らかにわざとだ。

「い……から、ここに……」

ここにいろ。
小さく小さく呟いた遥は頭まで布団を被ってしまう。一方の俺は情けないことに、ただただ驚嘆するばかりで声も出ない。
あの遥が。死んでも素直になるものか、くらい意地っ張りな遥がここにいろと言ったのだ。俺の中の理性やら自制やらが儚く消えていく。

「っおい……んむっ」

布団をめくり、驚きの台詞を唇でふさぐ。いつもよりずっと、遥の唇は熱を持っていた。

「俺、こんなに近くにいるだろ?」

そう笑ってやる。遥の頬の赤みはしばらく消えそうになかった。



長文失礼しました?っ

回答者 貴腐人

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    • お題恋人が風邪を引きました。どうする?

      回答ヤって汗をかく。…

      0

      回答者 貴腐人

    • お題恋人が風邪を引きました。どうする?

      回答ピンポーン♪ すごい軽快にインターホンがなった。誰だよ?俺が風邪のときによぉ((イラッ ガチャッ「はー…「オイッお前……

      1

      回答者 貴腐人

    • お題恋人が風邪を引きました。どうする?

      回答 佑介が風邪を引いた。しかも結構酷い感じの。  メールで呼び出されたから看病に必要な物を買い込み、……

      0

      回答者 貴腐人