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抱きしめて抱きしめて -side 翔-

※序盤から流血、嘔吐、暴力などキツめな内容が含まれているので苦手な方は注意して下さい。

人身売買所で働いている翔は、商品の中でもイラナイ物として扱われている少年と出逢う。ひょんな事から二人は一緒に生活し始めるが…

性奴隷の少年とどこか欠けてる売人の、痛かったり優しかったりな話。


【 登場人物 】

* 千崎 翔(センザキ ショウ)
24歳/185cm/65kg/B型/茶髪
抽象的だが綺麗めの顔立ち。基本的には落ち着いているが、情緒不安定な時がある。

* 陸(リク)
14歳/150cm/30kg/A型/栗毛
童顔。極度の人見知りで消極的。何をするにもビクビクしてしまう。人身売買所で与えられた苦痛とある事がかなりのトラウマ。

* 御子柴 恭一(ミコシバキョウイチ)
24歳/175cm/60kg/AB型/黒髪
闇医者。翔の唯一の理解者であり唯一の友達である。基本的に暴力は好まず温厚な性格。

* and more...


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1ページへ時折、何故この仕事をしているのだろうと考える時がある。『人身売買』という仕事を何故しているのだろう、と。


俺がこの仕事に就いたのは3年前の事。


その時の俺は随分と酷い状態で、つねに人との関係を拒んで生きていた。

母親は生きてはいるらしいが何処で何をしているのか、それに義父は…あの事件以来、まったく音沙汰がない。

もし何か連絡があったとしても、それはそれで俺にとっては最悪な話だ。

そんな行く当てもなく、路頭をさまよっていた俺に声を掛けて来たのは黒木という男だった。


『なぁ、お前仕事がないなら俺の所で働かないか?』


そんないかにも怪しい言葉でさえも俺には甘い言葉に聞こえてしまい、黒木の経営していた人身売買という仕事に手を伸ばしてしまった。

勿論、公には出来ない世界の。

今日もいつも通り苦痛と快楽に喘ぐ少年達を見ながら仕事を行う。男達の性欲処理の為の奴隷を、売買をしながら。


本当、なんでこんなことやってんだか。


「……皆、物好きだねぇ」

そうつぶやいて、俺は丁度目の前に居た素っ裸の少年の頭を撫でた。

「っ…!?」

ビク、と震える少年の体には無数の酷い鞭打ちの跡。手当てなんて当然される訳もなく放置された傷は酷く生々しい。


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「同じ人間にしては随分と扱いが酷いよな」

まぁ、売る側の俺にとっては関係のない話なんだけれどね。

「おい、翔!」

ぼーっと、少年を眺めていると後ろから唐突に声が飛んで来てゆっくりと振り返る。

「なんですか?」

そこには、俺の雇い主の黒木が居た。

こいつ、何だかんだで嫌いなんだよね。

「翔、今から廃棄物連れてこい。処理するから」

「…了解です。いつもの部屋ですよね?」

「おう。俺らの処理が終わったら片付けも頼むわ」

黒木にそう告げられ、俺は重い足を動かして廃棄物がいる部屋に足を進めた。

『廃棄物』とは幾度となく返品されたり、売れ残ったりした商品の事。売れない商品は文字通り『廃棄物』として死ぬまで黒木達の性欲処理などにだけ使われる。

「めんどくせ」

実際死ぬ所は見たことないけれど、いずれ殺される商品をわざわざ殺す人間の所に運ぶのが凄く胸糞悪い。

だけど行かないわけにもいかないので、嫌々部屋に向かう。

重い檻の扉を開けて部屋に入ると、天井から吊るされ目隠しと猿轡をされた14、5歳くらいの少年が居た。


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「処理の時間だって」

声を掛けた瞬間少年はびくっ、と体を震わせる。

あーあ、随分と暴れてたのか手首が紐で擦り切れてズタズタだ。

「動くなよ」

そう言って少年に近付き縄を解く。馬鹿みたいに白い肌には締め上げられた縄の跡がくっきり残っていて酷く痛々しい。

だいぶ弱っているのか、抵抗をしてくる気配が無かったのでそのままお姫様抱っこのような形で抱き上げる。

軽っ。

「大丈夫なのかよ、これ」

持ち上げた体は驚くぐらい軽かった。こうして少年との距離が近付いて分かったが目隠しされた布が涙でぐっしょり濡れている。

「…っ…、…ふっ…」

猿轡を付けられていて上手く喋る事が出来ないようだったが、必死に俺の服を掴んでくる。

その仕草がどことなく、切ない。

きっと、そう思ってしまうのは、コイツが殺されるって分かってるからなんだろうね。

俺が少年を抱えて処理部屋に着くと、黒木と従業員である佐伯が待ち構えたように声を上げた。

「黒木先輩、来ましたよ」

「あぁ、今日も楽しもうぜ」

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黒木はそう言うと俺が抱えていた少年を強引に奪って少年の頭を地面打ちつける。

いきなり地面に頭を打ち付けられた少年の口からは、酷く潰れた悲鳴。

このおっさんどんだけ貯まってんだよ。なんて不快感に襲われるほど乱暴で、思わず眉間にシワがよる。

「翔、てめぇはそこにいろ」

言われなくても居るっつーの。

黒木は少年を仰向けにして猿轡と目隠しを外すと、いきなり少年の脚を大きく広げ後孔に自らの物をねじ込む。

慣らすなんてしない、性行為。

「!?ッ、痛"、…っぃ」

案の定室内には少年のつんざくような悲痛な声が響き渡る。

「………っ」

さすがの俺でも鳴咽感が込み上げて来て、気分が悪くなる。もともと排泄器官のソコに慣らず挿れるのは痛いだろ。

案の定、接合部からは痛々しい赤い血が垂れ出るのが見える。

「い"、…あ"、っ、…ッ」

「ハッ、ほら、もっと力抜かないと血止まんねぇぞ?」

黒木の律動を手助けをするかのように、佐伯は少年の性器に爪を立てて尿道をぐちぐちと抉るように刺激。

執拗に弄って、少年がヒクついて射精をしそうになると根元を強く抑えて射精をさせない。



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「い、やっ、…イぎた…、い"っ!」

「痛いのにイきたいとか頭おかしいんじゃねぇの」

黒木が少年の後孔で律動する度に、汚らしいぐらいぱちゅぱちゅと水音が鳴る。わざとやってんだろうなってくらい卑猥で、いやらしい音。

もう終わりに近いのか律動が激しくなって、それと同時に少年の喘ぐ声も激しくなる。

「ふっ…あ"ぁっ…ぃや"…っいや"…痛いっ、」

「嘘つけ。気持ちいい、だろ?佐伯、イかせてやれ」

佐伯が少年の性器から手を離すと、ぴゅっ、と精液が飛び散った。

「ほら気持ちいいから射精したんだろ?」

ぜーぜーと息をする少年の後孔から黒木のモノが抜かれると、うっすらと血液と白い液体が溢れ出る。

改めて思うけれど、他の奴の性行為なんて見るもんじゃないな。まったく。

思わず目を背けようとしたが、馬鹿みたいに浮ついた佐伯の声が耳に入ってきて思わず視線を戻す。

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